不動産取引は、多くの方にとって人生で大きな決断の一つといえます。だからこそ、 REALTY ONEでは「お客様の利益を最優先に考える」という原則を何よりも大切にしています。しかし残念なことに、不動産業界にはお客様の利益よりも会社の利益を優先するいわゆる「囲い込み」という古い悪習が大手不動産会社のみならず中小の会社にも未だに残っています。囲い込みとは、売主様から預かった物件を他の業者に紹介せず、自社で買主様も見つけて両方の手数料を得ようとする行為です。この行為は売主様の売却機会を損ない、買主様にとっても適正な価格での取引を妨げる可能性があります。
当社が片手仲介を原則とする理由
当社では、片手仲介（売主様または買主様のどちらか一方のみを担当する仲介形態）を原則としています。これは、お客様との利益相反を避け、真に中立的で透明性の高い仲介業務を提供するためです。
両手仲介（売主様と買主様の両方を同一業者が担当する形態）では、どうしても業者の利益が優先されやすく、お客様にとって最善の条件が実現されにくいという構造的な課題があります。もちろん両手仲介が全て悪いというわけではありませんが、片手仲介であれば、私たちは担当するお客様の利益だけを考えて行動できるからです。
2025年の法改正で強化された囲い込み規制
2025年1月1日に施行された宅地建物取引業法施行規則の改正および関連する「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」の改正により、「囲い込み」に対する規制がさらに強化されました。具体的には、専任媒介契約や専属専任媒介契約を締結した場合、物件情報を指定流通機構（レインズ）に登録した後も、他の業者からの問い合わせに対して正当な理由なく取引の機会を制限することが、より厳格に禁止されています。
このような規制や制度は、不動産投資が活発で中古市場規模も大きい欧米諸国などでは一般的で、売主買主双方が自分の不動産エージェントを通して交渉するスタイルです。この方が理にかなっています。売主様は売却機会を毀損されず、買主様にも適正価格でより広い物件の選択肢が提供されるからです。買主様からすると一見、売主側の不動産会社の方が物件のこともよく知っているだろうからその会社に任せようと思いがちですが、裁判に例えるなら、自身の弁護士をもたず検察官や相手側弁護士に全てお任せするようなことに似ているかも知れません。これでは、なかなかご自身に有利な結果にならないのがイメージし易いのではないでしょうか。
当社の取り組み
私たちは法改正以前から、以下のような取り組みを掲げておりました。
- 迅速で正確な情報公開：売却物件は速やかにレインズに登録し、広く買主様を募ります
- 他業者との積極的な連携：他社からのお問い合わせには誠実に対応し、お客様にとって最良の取引機会を提供します
- わかりやすい説明：仲介形態や手数料について、契約前に丁寧にご説明します
お客様の安心のために
不動産取引においても重要なのは、信頼関係です。私たちは片手仲介を原則とすることで、お客様と真に同じ方向を向き、最善の結果を追求できるものと考えております。
大阪で安心して取引できる不動産会社をお探しの方は、ぜひ当社にご相談ください。REALTY ONEは、透明性の高い仲介サービスにてお客様の大切な取引を誠実にサポートいたします。
2025年11月29日
リアルティワン株式会社
代表取締役 秦 薫
